山門SANMON

永弘院の正面に建つ旧山門は、昭和2年(1927)に建立されました。

第二次世界大戦の名古屋空襲による戦災を免れ、長年にわたり、参拝される方々を迎えてきた永弘院の歴史を象徴する建物です。

年月の経過によって建物の傾きや袖塀の沈下が認められたため、現在、建物をいったん解体し、傷んだ部材を修繕した上で再び組み上げる解体修理を進めています。

修理にあたって、山門の位置を道路側から境内側へ引き込むように改めています。

現在は解体修理中の為、工事完了後掲載予定。

鐘楼SHORO

鐘楼は、山門と同じ昭和2年(1927)に建立されました。戦災を免れ、永弘院の近代の歩みを今に伝える貴重な木造建築です。

昭和55年(1980)頃までは、毎日夕方5時に鐘を撞き、梵鐘の音は、地域の人々に夕刻を知らせる役割を果たし、境内から上野の地域へと響き渡っていました。

その後は、大晦日の除夜をはじめ、年中行事や法要の折に鐘を撞き、祈りの音を地域へ届けています。

建立から長い年月が経過し、主要な部材に損傷が認められたことから、令和5年(2023)、古い部材を可能な限り生かしながら、傷んだ部材を修繕し、再び組み上げる解体修理を行いました。

改修にあたっては、鐘楼の向きを本堂に合わせるよう改めました。これにより、本堂を中心とする伽藍との一体感が生まれ、境内全体と調和した配置となっています。

永弘院の鐘楼
鐘楼
鐘楼に吊るされた梵鐘
梵鐘

本堂HONDO

本堂は、永弘院の中心となる建物です。本尊の薬師如来を奉安し、日々の勤行をはじめ、葬儀、年忌法要、大般若祈祷会、盆施餓鬼会など、さまざまな法要をお勤めしています。

昭和38年(1963)3月に建立され、その後、昭和53年(1978)には、本堂正面側を延長する増築工事を行い、現在の姿となりました。

檀信徒のご先祖さまを供養する場であり、祈りの場として、大切に守られています。

本堂
本堂内1
本堂内2
本堂内陣

涅槃堂NEHANDO

涅槃堂は、預骨堂や地蔵堂などから構成され、それぞれの空間は建物内部でつながっています。また、境内西側の大駐車場から直接入ることもできます。

老朽化した旧涅槃堂に代わり、預骨、葬儀、法要など、現代の寺院に求められるさまざまな役割を担う建物として、令和元年(2019)に再建されました。

館内にはWi-Fiやシャワーブースを備え、葬儀の際には、ご家族が落ち着いた環境の中で、ゆっくりとお別れの時間を過ごしていただけるよう整えています。

また、ご高齢の方や車椅子をご利用の方にも安心してお参りいただけるよう、段差を抑えた構造としています。

涅槃堂
地蔵堂内部
涅槃堂内陣
地蔵堂内弘法堂
涅槃堂ロビー

涅槃堂内の預骨堂

預骨堂は、阿弥陀如来を本尊として奉安し、ご遺骨を大切にお預かりするための空間です。

檀家の方の分骨をお納めするほか、墓地や納骨先がまだ決まっていない方のご遺骨を一時的にお預かりしています。

ご家族が安心して、今後の納骨先や供養の形をゆっくりと考えていただけるようにしています。

涅槃堂内の地蔵堂

涅槃堂の奥には、約70畳の地蔵堂があります。

堂内には天蓋や瓔珞を荘厳し、開基・下方貞清が信仰したと伝えられる勝軍地蔵菩薩を本尊として奉安するとともに、弘法大師をお祀りしています。

地蔵堂は、本堂に準ずる法要空間として「第2本堂」とも呼ばれています。寺院で葬儀を行う「寺葬」の式場として使用するほか、年忌法要やさまざまな行事も、本堂と同様にお勤めしています。

地蔵堂の本尊 勝軍地蔵菩薩
地蔵堂本尊 勝軍地蔵菩薩

南書院(表書院)MINAMI SHOIN

南書院は、本堂に隣接する書院で、昭和38年(1963)に建立されました。

葬儀や法要の際の控室をはじめ、法要後の会食、ご相談、会合など、さまざまな用途に使用しています。南書院(表書院)を式場として、葬儀を執り行うこともできます。

本堂と一体的に使用できるため、各行事の際にも、ゆとりをもって落ち着いてお過ごしいただけます。

永弘院の南書院(表書院)外観
南書院(表書院)外観
南書院(表書院)の内部
南書院(表書院)内部

庫裡KURI

庫裡は、寺務や来客への応対などを行い、寺院の日常的な運営を支える建物です。

平成11年(1999)3月に旧庫裡が火災に見舞われたため再建され、現在の庫裡は平成13年(2001)に完成しました。

南書院と同様に、葬儀や法要の際の控室をはじめ、法要後の会食、ご相談、会合など、さまざまな用途に使用しています。また、庫裡の座敷を式場として、葬儀を執り行うこともできます。

永弘院の庫裡 外観
庫裡 外観
庫裡の座敷
庫裡 座敷
庫裡の座敷
庫裡 座敷

北書院(裏書院)KITA SHOIN

北書院(裏書院)は最奥部にあり、これまでは主に、大法要や葬儀の際の寺院控室として使用してきました。

令和7年(2025)に新たに水屋を設け、椅子とテーブルを用いて40人ほどが一堂に会して食事のできる空間として整備しました。現在、寺院行事や会合などにも使用しています。

ほかの堂宇を使用できない場合に葬儀式場として対応できるなど、予備的な建物です。

北書院内部

観音堂KANNONDO

観音堂は、昭和38年(1963)3月に建立された旧地蔵堂を、新涅槃堂の建築に伴って改修し、観音堂として新たに整えたものです。

堂内には、西国三十三所観音霊場の各札所に縁のある観音菩薩の石仏が並び、三十三観音への信仰を一堂で巡ることのできる祈りの場となっています。

また、馬頭観音もお祀りしています。この馬頭観音は、かつて谷口交差点付近に祀られていたもので、道路や地域の整備に伴い、永弘院へ移されました。

堂内には、屋外用のバリアフリートイレもあります。

永弘院の観音堂 外観
観音堂 外観
観音堂に並ぶ観音菩薩の石仏
堂内に並ぶ観音菩薩の石仏

水子地蔵尊MIZUKO JIZO

境内西には、水子地蔵尊をお祀りしています。

小さな命の安らぎを願い、ご家族の祈りを受け止めるため、昭和56年(1981)に建立されました。

毎年8月24日の地蔵盆には、水子供養をお勤めします。

永弘院の水子地蔵尊
水子地蔵尊

写経塔SHAKYOTO

写経塔は、永弘院で行われた写経につき、皆さまが願いを込めて書かれた経文を塔下に納め、供養するために建立されました。

永弘院の写経塔
写経塔

GALLERY

わらべ地蔵

境内のわらべ地蔵
境内のわらべ地蔵
境内のわらべ地蔵
境内のわらべ地蔵
境内のわらべ地蔵
境内のわらべ地蔵

ABOUT THE PRECINCTS

境内や各伽藍について

葬儀、法要、彼岸会、施餓鬼会など、多くの方が参拝される際にも、安心してお越しいただける環境を整えています。

また、バリアフリー化と伽藍内のフルフラット化を進め、年齢や身体の状態にかかわらず、誰もが参拝しやすい寺院を目指しています。

伽藍整備については、檀信徒の皆さまに特段のご負担をお願いすることのないよう、寺院の責任において計画的な運営を心がけて行っています。

永弘院の内庭
内庭